FULL ORDER

ORDERING PROCESS OF MADE-TO-ORDER JEANS

注文方法

01
Hearingヒアリング

最初に、専属の採寸スタッフ「フィッター」からご注文の手順や可能な加工などを一通りご説明させていただきます。お客様一人一人のご要望をお聞きし、オーダーシートを作成していきます。このヒアリングはすべての工程のなかでももっとも大切な工程です。どんなジーンズをお作りになりたいかはもちろんのこと、お客様がどんな人柄で、どんな想いをお持ちなのかといった、ヒアリングの合間の楽しい雑談も、お客様にピッタリのオーダージーンズを作りあげるための可能性や表現の糸口となります。

02
Fittingフィッティング

はじめてのオーダーの際には、まずサンプルを試着していただきます。メンズサンプルのウエストサイズは、セルヴィッチスリムストレートの28〜40インチの10サイズ。またスリムストレートが28〜50インチまでの15サイズもご用意しております。レディースサンプルのウエストサイズは、スリムストレートの26〜38インチの10サイズございます。フィッターと一緒にお好みのシルエットをお選びください。また、基本シルエットをベースに、オプションで股上を深くしたり、テーパードやフレアーにするパターン修正も可能です。フィット感などご要望をフィッターがお聞きします。フィッターは長年かけて培ってきた知識により、洗い加工などの縮み具合やその後選ばれる生地の種類を考慮したうえで、最終的にお客様のジャストサイズをご提案します。

03
Selection of Fabric生地選び

次は生地選びです。オリジナルやシーズンごとのトレンド物も含め、常時約40種類の素材をご用意しております。ベーシックな14オンスデニムはもとより、ヴィンテージのセルヴィッチ付、本藍染、日本伝統の金糸デニム、ソフトデニム、最新ストレッチデニムなども揃っています。また、カラー物はシーズンごとにトレンド素材が登場します。

04
Selecting the Basic Parts基本パーツの選定

フロントボタン、リベット、革パッチ、ステッチ糸等、基本パーツはすべてお客様の好きな組み合わせでセレクトしていただきます。フロント仕様は、ジップフライかボタンフライをお選びいただくことができます。種類が多すぎて迷ってしまうという方にもフィッターがおすすめの中からご提案させていただきますのでご安心下さい。

05
Order of Optional Processingオプション加工のオーダー

ジーンズならではの特徴であり、オーダージーンズでは大きな楽しみでもあるのが加工です。スーツなどテーラードのオーダーに慣れた方にも新鮮な、ヒゲや洗い加工、ダメージ加工など、様々な加工をお選びいただけます。お客様のイメージをスタッフが丁寧にヒアリングし、具体化して提示します。

06
Completing the Order Sheetオーダーシートの完成

ご希望のお客様にはイニシャルなどの刺繍や尾錠(びじょう)など、有料にてオプションパーツもオーダー可能です。さあ、ここまで来ればオーダーは完了。あなただけのオーダージーンズが出来上がるまでしばしお待ちください。

生産工程

07
Creation of Patterns仕様書・パターン作成

オーダーシート完成後、児島本社のオーダージーンズ製作チームで仕様書やパターン(型紙)の制作にとりかかります。お客様のご要望を一つひとつ確認しながら、世界にひとつだけのジーンズを作る仕様書、いわば「設計図」が出来上がります。また、パターン修正が必要なお客様は長年の経験から厳選された「マスターパターン」から、要望に合わせて修正した「パーソナルパターン」を仕上げます。ポケットの形状や、股上の位置、腿・膝・裾のサイズ等、様々な要望に合わせて、完成品を想像しながら微妙なラインを調整して、パーツごとに線を引き、それぞれの型紙を手作業で切っていきます。各工程の指示を記した「仕様書」、型紙とともに「裁断」にまわすまでに約1週間を要します。リピーターのためにパターンは完成後も1年間はすべて保管。約2万の膨大な型紙はDENIM WORKSの証であり、これからも増え続けていきます。

08
Cutting of Denim Fabricデニム生地の裁断

昨今の業界ではCADや自動裁断機による生地の裁断が進むなか、DENIM WORKSではすべて手で直接裁断する「手裁ち(てだち)」でデニム生地を裁断しています。何故なら、1本づつ仕上げるオーダージーンズでは、大型の裁断機で量産するやり方では効率が悪く、逆に完成が遅れてしまうからです。熟練の裁断職人になると、型紙に合わせたデニム生地の必要量や向きも瞬時に決定し、パターンの微妙なラインを圧倒的な速さで「手裁ち」します。この技術は1960年代からの国産ジーンズの伝統を受け継ぐDENIM WORKSならではの財産でもあります。「手裁ち」に使用する道具は「ノミ」と呼ばれる手製のもの。生地の種類に合わせて幅の違うノミを使い分け、切れ味が悪くならないよう研ぎ続けています。

09
Arrangement of Accessory Parts付属部品の手配

ジーンズにはデニム生地や糸のような素材以外にも、ボタンやリベット、革パッチ等の付属部品が必要です。とくにファスナーは「パーソナルパターン」に応じて規格が変わることに加え、ファスナー無しでは縫製が進まないため縫製仕様書では重要な部品だといえます。また、ボタンやリベットも在庫以外のオーダーに応えるため、各部品のメーカー在庫も探して発注しています。オーダージーンズを安定供給するため、部品に関する知識と経験が必要な工程です。繊維産業が盛んな倉敷市児島では、ジーンズに関する部品メーカーやネーム業社が多く存在します。関連業社とBettySmith社が培った信頼関係は、オーダージーンズ開発の基盤であり、小ロット&多バリエーションという自由度の高いサービスを支えています。

10
Stitching by Professionals職人による縫製

裁断されたデニム生地と付属部品が揃うと、縫製に進みます。定番である5ポケット・ジーンズで縫製の工程を細分化すると、ダブルステッチの巻き縫い・本縫い・本縫い二重線・インターロック・オーバーロック・裾巻き・ループ縫い・等の縫い方があります。これらの縫い方にはそれぞれに対応するミシンやそのセッティングが異なります。ミシンを使い分け、形になったら最後にユニオンスペシャル社のチェーンステッチミシンで裾上げし、特殊ミシンでループ付けや穴あけを行うと縫製は完成です。通常、量産体制の縫製ではこれらの工程を分業しています。しかし、1本1本が異なるオーダージーンズの縫製を分業するのは難しく、DENIM WORKSでは一つのオーダーにつき一人の縫製職人が担当します。勤続40年を超えるベテランの職人でも、一日がかりで平均3〜4本しか完成できません。

11
Putting Buttons and Rivetsボタン・リベットの打ち付け

縫製が完成したら、仕上げにボタンとリベットをオーダージーンズに打ち付けます。多くの種類から選ばれたものをジーンズに打ち付ける瞬間は、まさにワークウェアを起源とするジーンズ完成の醍醐味です。リベットやボタンの中には、浅草の職人が手作りで一個づつ仕上げた希少なものもあり、ビンテージにも詳しいジーンズフリークにも喜ばれる、現行品のディティールを楽しめるパーツです。また、生地やシルエット以外で、ジーンズの個性を出す重要な付属部品でもあります。かつては手動や足踏み式の機械で打ち付けていましたが、DENIM WORKSでは精度を出すため、半自動式の打ち付け機を使用しています。

12
Inspection - Optional Processing検品・オプション加工

DENIM WORKS専属の検品担当スタッフが1本1本、オーダーシートと照らし合わせながら、縫製が完成したオーダージーンズを採寸し、検品します。オプションで「洗い加工」をオーダーした場合は、加工後の縮み率を計算して、予めパターンのサイズは大きめにしているため、加工をする・しないで、仕上がりサイズが異なります。「洗い加工」の場合は、裾上げも加工後に再度行います。そのため、担当スタッフは採寸→加工の発注→加工後の採寸、といった具合に検品を繰り返し、細かな部分のサイズまで確認していきます。オプションの「ダメージ加工」をオーダーした場合も、地元の職人たちが手作業で一つ一つ加工していきます。加工後の仕上がりがオーダー通りか、念入りにオーダーシートを見ながら、チェックしていきます。

13
Size Inspection - Completion - Shipment最終検寸・完成・発送

最終の検寸後、さらにフィッター自ら最終チェックをします。オーダーシート完成後からここまでに平均30日以上の日数をかけ、オーダージーンズは完成します。完成品にオーダージーンズ専用タグやアテンション・タグ(取り扱い注意事項)を取り付けたら、いよいよ梱包。職人一人一人の技術が詰まったオーダージーンズを不織布で包んだら、お客様のもとへ発送します。国内自社工場があるBettySmith社だからこそできるオーダージーンズの完成度と価格帯は、職人たちの経験と技術力に支えられています。